GPS機能付きランニングウォッチと言えば、『ガーミン(Garmin)』という認識の方も多いのではないでしょうか?僕がマラソンを始めた2015年では、今ほどGPSウォッチの選択肢は多くなかったように思いまう。
そんな日本のGPSウォッチ業界でパイオニア的なブランドの『ガーミン(Garmin)』のランニング向け商品『Forerunner 165』を紹介していきます。
ガーミン Forerunner 165のスペック一覧
価格 | 39,800 |
サイズ | 43mm x 43mm × 11.6mm |
重量 | 39g |
ベゼル素材 | FRP(プラ) |
レンズ素材 | 化学強化ガラス |
スポーツモード | |
心拍計 | ⚪︎ |
GPS性能 | GPS, GLONASS, GALILEO, QZSS |
AIコーチ | ⚪︎ |
バッテリー(GPS標準) | 19 時間 |
バッテリー(GPS最高) | 17時間 |
ディスプレイ | AMOLED |
タッチ操作 | ⚪︎ |
音楽コントロール | ⚪︎ |
音楽内蔵 | - |
決済機能 | Garmin Pay/Suica |
カラー展開 | 2 |
交換バンド | ◎ |
アプリ | ⚪︎ |
ガーミン(Garmin)ウォッチの選び方
ガーミン(Garmin)とは
Garminはアメリカに本社のある会社です。元々は、航空業界にてGPS製品を提供していました。今では、GPS技術を活かして自転車業界やアウトドア、フィットネスまで幅広く商品を提供しています。
本業がGPS製品の開発ということで、GPSの精度に関しては信頼が高そうですね。
Forerunnerシリーズとは
Forerunner(フォアランナー)とは、豊富なトレーニング機能で日常的なエクササイズから本格的なトレーニングまで対応するGPSランニングウォッチのシリーズ名です。軽量でバッテリー持ちの良さが特徴です。スポーツシーンに向けた商品ですが、ライフログや通知機能などスマートウォッチとしての機能も充実しています。
プロアスリートの着用も多いシリーズとなっています。ガーミンでランニングウォッチを選ぶ際は、『Forerunner』シリーズから選択すると良いでしょう。
Forerunnerのナンバリング
そんなForerunnerにもいくつかモデルが発売されています。具体的には、Forerunner165、Forerunner 265、Forerunner 965などです。3桁の数字が後ろについてナンバリングされいています。3桁目の数字がグレードを表しています。100番台がエントリーモデル、200番台が中級モデル、900番台がハイエンドモデルとなっています。
そして、2桁目(十の位)の数字がモデルのナンバリングとなっています。2024年9月地点では、Forerunnerにおける200番台ではForerunner 265が最新のモデルとなっています。また1桁目(一の位)の数字の『5』は光学式センサーが付いているという表示となっているそうです。
今回はForerunner 165の特徴を詳しく紹介していきます。
Forerunner 165の特徴①:AIコーチ
Forerunner 165では、トレーニングとリカバリーの状況やGarmin Connect Mobileアプリのカレンダーにスケジュールされたレースの予定を考慮しておすすめのトレーニングを提案してくれます。
こちらの機能を利用するには、無料の専用アプリの利用が必須となります。無料で利用できるアプリのためForerunner 165を使用している方は入れておくと便利です。
アプリ内のスケジュールで目標の大会やレースの予定を入れるとそのレースに向けて逆算しておすすめのトレーニングを提案してくれます。トレーニングで迷った時には便利な機能ですね!
実際に私のトレーニングと比較してみた
こちらのAIコーチのトレーニング提案と自分で組んでいるトレーニング内容を比較してみました。
トレーニングをこなすだけでなく、そのメニューを考えるのは大変です。また、トレーニング負荷など自分で決める場合、負荷を決定するのは大変ですよね。負荷が高過ぎるとオーバートレーニングになるし、負荷が低すぎれば思ったトレーニングの成果は得られません。
そんな時には、心拍数や距離、レースプランを考慮して客観的にトレーニングを提案してくれるのは嬉しいポイントです。AIコーチ機能は、自分でセルフコーチングしている市民ランナーにとって、非常に便利な機能となっています。
Forerunner 165の特徴②:決済機能
多くのスマートウォッチには基本搭載の機能である『決済機能』ですが、ランニングウォッチに絞って言えば、まだまだマイナーな機能となっています。その決済機能がForerunner 165には搭載されており特徴といえます。
Forerunner 165では、Garmin PayとSuicaが利用可能です。Garmin Payでは、PayPay銀行、三菱UFJ銀行 、ソニー銀行で発行されている VISAデビットカードのみが対応しています。またSuicaも対応しているので電車移動の時にも重宝しそうです。
決済機能は必要?
決済機能は必要かどうか迷うところだと思います。個人的にこの決済機能を利用するシーンを紹介します。
・電車移動
Suicaが対応しているので、電車移動には便利です。ランニング中に利用するというよりも、日常使いのスマートウォッチとしての利用で便利といったとことでしょう。
・ロング走での自動販売機
ロング走をする時に、現金を持ち歩かなくて良いというのは便利な点です。ただし、自動販売機で対応しているかどうかは事前に調べておくか、念のため現金を持ち歩くかは対策が必要です。いざという時に、給水ができないのは致命的ですので。
Forerunner 165の特徴③:豊富な交換バンド
ランニングウォッチはトレーニングの時意外にも着用することで、さまざまなデータ計測することができます。ウォッチをフォーマルなシーンや睡眠時、オシャレとしても使用したい時は多々あるでしょう。
そのため、ランニングウォッチの多くは、クイックリリースバンドを採用していることが多いです。クイックリリースバンド仕様なので、簡単にバンドの交換が可能です。
そんな時に交換用バンドが豊富に揃っているろ便利ですよね。ブランド純正で探すのもいいですが、値段が高い傾向にあります。ガーミンはその人気の高さから、サードパーティ製の交換バンが豊富に販売されいています。
知名度・人気の高さが交換バンドの豊富さにも繋がっておりガーミンウォッチを選ぶメリットとも言えますね。
純正バンド
メタル系バンド
Quick Release バンド 20mm Silver Milanese
レザー系バンド
Quick Release バンド 20mm Black Embossed Italian Leather / 24K Gold PVD
シリコン系バンド
Quick Release バンド 20mm Amp Yellow
サードパーティ製バンド
メタル系バンド
[SeGinn] ステンレス製ビジネス風 メンズ&レディース用 替えベルト
メタル系バンド
[AiMaoo]マグネット式ミラネーゼループ風バンド
Forerunner 165の特徴④:音楽機能
Forerunner 165はスマホで聞いている音楽をウォッチでコントロールすることができます。ランニング中には音楽を聴いている方も追いでしょう。そんな時に、スマホをわざわざ操作する必要がなくなるのは便利です。
スマホと連動することで実質的に音楽を楽しむことができます。スマホを携行したくないという方は、『Forerunner 165 music』というモデルを選ぶと良いでしょう。
Forerunner 165 music
Forerunner 165 musicというオプションモデルも存在します。その名の通り、Forerunner 165 に音楽内蔵機能がついたモデルです。
Forerunner 165 musicでは、ウォッチ内に保存することができます。スマホを携帯しなくてもオフラインで音楽を楽しむことができます。
ランニング中にスマホを携帯しない方はには、Forerunner165の中でも音楽機能のついた『Forerunner 165 music』がおすすめです。音楽保存機能の有無での価格差は4,000円程度ですので、音楽保存機能はおすすめです。
Forerunner 165を使用して気づいた良い点
Forerunner 165を使用してみて良かった点がいくつかありましたのでご紹介します。
電池持ちが意外といい
私の個人的なイメージですが、Garminは電池持ちが悪いというイメージでした。以前使用していた、ガーミンForeRunner245ですが、体感2,3日に1回は充電していました。
それと比較すると体感、充電持ちが良いです。個体差やバッテリー自体の使用日数等もあるとは思いますが、私が現在メインで使用していたCorosPace3とおなじ(むしろ長持ち)くらいの充電頻度です。Coros Pace3は、1週間に1回充電する頻度です。
使用感としては、基本はランニング時のみで、フルGPSを活用。トレーニングとしては、1日に2時間程度使用しています。
ガーミン165のバッテリー持ちは非常に長くなってる点は非常に良かったです。
実機で電池持ちを比較してみましたので、電池持ちが気になる方はこちらをご参考にしてみてください。
音楽機能が充実している
Forerunner165 musicでは、音楽再生機能だけでなく音楽保存機能もあります。これは、ウォッチ本体に音楽データを保存することで、スマホとペアリング(接続)されていない環境でも音楽を楽しむための機能です。これにより、ランニング中スマホを携帯しなくても音楽を楽しむことができます。
この音楽保存するための方法が豊富な点が、Forerunner165の魅力に感じました。音楽を保存するためには、下記の方法があります。
①音楽アプリを利用してアプリ内に音楽を保存する
②GarminExpressを利用してウォッチ本体に音楽を保存する
①に関しては、ガーミンで利用できるアプリは、SpotifyとAmazon musicです。これらのアプリを利用して音楽を楽しむことができます。音楽の保存などの操作はスマホのアプリを使用します。多くのスマートウォッチでは、これらふたつのサブスクアプリを使用していることが多いですね。
しかし、私はApple music派。Apple musicの音楽を使用したいですよね。そんな時に活躍してくれるのが②の方法なのです。
②に関しては、GarminExpressというPC用のアプリを使用します。普段Apple musicを利用している私にとって、これが意外と便利でした。この方法ではGarminExpressを通じてItunes(Apple musicの保存場所のようなイメージ)からガーミンウォッチ本体に音楽を保存できるのです。これは便利!
みなさんそれぞれで、契約している音楽用のサブスクは様々だと思います。ガーミンでは、『Apple music』『Spotify』『Amazon music』という3つのサブスクアプリに対応しています。これは非常に使い勝手がいいなと思いました。
Garminの音楽の入れ方はこちらの記事で詳しく解説しています。
Forerunner 165を使用して気づいた気になる点
AIコーチのアプリ操作が重い
AIコーチにトレーニングを提案してもらうためには、Garmin connectというスマホ用のアプリから設定が必要です。そのアプリ自体はサクサク動くのですが、AIコーチは重く感じました。
AIの計算に時間がかかるのかもしれませんが、ページを遷移するのも読み込みが時間がかかります。1動作で30~60秒くらいローディングが入り、サクサクとは行きません。
私が使用している端末に問題があるかもしれないので、使用端末を記載しておきます。
使用端末:iPhone13pro
まとめ
いかがでしたでしょうか。ランニングウォッチの王道商品、『Forerunner 165』を紹介してきました。知名度・人気ともに最高峰の商品と言っても過言ではないでしょう。
王道商品ということもあり欲しい機能は基本的に備わっています。ウォッチ選びで迷った際には、こちらの商品を購入しておけば、後悔はないかと思います。
公式サイトでのセールは少ないようですが、Amazonでhは定期的にセールや割引が行われています。少しでもお安く買いたい方はAmazonでの購入の方がお得に買い物ができます。参考になりまいしたら幸いです。